更新日2021.09.14
シニアマーケティングに必要なアンケート・調査データまとめ(後編)
目次
<前編の目次> 1.シニアのインターネット利用率 2.シニアのネットショッピング利用動向 3.シニアのLINE利用動向 4.シニアの主なメディア利用時間統計 5.シニアの介護実態 6.シニアの家計・就労
シニアビジネスに取り組む企業様に向けて、シニアマーケットに関する有用なアンケートや調査データをまとめました。前編と後編に分けて紹介していますので、シニアマーケティングのヒントとしてご活用下さい。
前編はこちら
7.シニアの消費傾向
シニアの旅行消費額は昨年よりマイナス9.2万円と大幅減少 孫消費額は昨年よりプラス4.5万円と大幅増加
シニア (664名) に質問 【今年1年間に、旅行や趣味、デート、アンチエイジング、ネット通販にいくらお金を費やしたか】

8.シニアの趣味ランキング
1位:ガーデニング【日光を浴びながら行える】 2位:読書【静かに世界観に集中できる】 3位:動画鑑賞【隙間時間で視聴】 4位:美術鑑賞【芸術に触れる】 5位:映画鑑賞【大画面で物語を堪能する】 6位:遊園地や動物園などの散策【非日常を体験】 7位:カラオケ【ストレス解消につながる】 8位:音楽鑑賞【リラックスできる】 9位:演劇鑑賞【役者の演技を生で体験】 10位:写真撮影【一瞬を切り取る】 参考:総務省統計局 「統計トピックスNo.103 統計からみた我が国の高齢者(65歳以上)-「敬老の日」にちなんで-」 ※詳しくはこちらのブログもご覧ください 「高齢者の流行りとは?シニアマーケティングに欠かせない高齢者の傾向・関心を徹底調査」9.シニアの生きがい
高齢者で生きがいを感じている人は約8割もいる


70代後半が最も「生きがいを感じている」
60代〜80歳以上 年代別に質問【生きがいを感じているか】
1位:75〜79歳(72.7%)
2位:70〜74歳(69.4%)
3位:65〜69歳(68.6%)
4位:60〜64歳(63.6%)
5位:80歳以上(61.4%)
70代で生きがいを感じている人の割合が高いのは、意外に感じるかもしれない。
調査年齢の中で一番若い60代前半は、現役を引退したばかり(あるいは60歳を機に働き方を変えたばかり)で生活の変化をなかなか受容できなかったり、これから先の生き方を模索しているため、生きがいを感じづらいと考えられる。
一方で70代は(アクティブシニアの場合に限られる)、生き方の模索より今この瞬間の人生を謳歌しているといった印象である。
引用元:「ウーマンズラボ」 高齢女性が生きがいを感じるのはどんな時?
10.シニアの関心事(やりたい事・欲しい物)
コロナ禍が落ち着いたらシニアが楽しみたいことは「旅行」がダントツ1位

シニアがほしいものは「健康」「お金」「若さ」
調査結果では、「健康」 (71.7%) と「お金」 (56.9%) が特に高く、「若さ」 (25.3%) 、「家族との時間」 (17.8%) 、「趣味の時間」 (16.4%) が続いた。
引用元:大和ネクスト銀行 “2020年ランキングで見る”シニアライフに関する調査
11.シニアの新しいライフスタイル
シニアが今年になって初めて使うようになったものは、「QRコード決済サービス」「スマートフォン」「ビデオ通話・ビデオ会議システム」

男性の健康意識が上昇

男性の健康維持・老化予防・美容のための金銭投資意識が上昇

高齢者の趣味上位に「散歩・ウォーキング」ランクイン
高齢者の趣味第5位に「散歩・ウォーキング」がランクイン。前回調査と比べてもやや増加傾向。また、最近始めた・増えた趣味を質問したところ、「散歩・ウォーキング」は、「テレビ視聴」「園芸・庭いじり」に次いで多かった。新型コロナウイルスの影響による外出頻度の低下から手軽にできる趣味といった側面と、健康意識の変化に伴って「散歩・ウォーキング」が増えたと推察される。

