湘南交欒、健康型有料老人ホーム「マゼラン湘南佐島」入居開始
2022.11.30
株式会社ユニマット リタイアメント・コミュニティ(本社:東京都港区、代表取締役社長:中川清彦)と、同社の100%子会社である株式会社湘南交欒(しょうなんまぜらん)が共同運営する健康型有料老人ホーム「マゼラン湘南佐島」(神奈川県横須賀市)は、2021年10月からの約1年に渡るモニター入居期間を経て、その実績をもとに、いよいよ2022年12月1日より本入居を開始することを発表した。
健康型有料老人ホーム「マゼラン湘南佐島」1
「マゼラン湘南佐島」は、『健康な人をより健康に』をコンセプトにした健康型有料老人ホーム。
居室は全室海側に面し、相模湾を見晴らす開放的なロケーションと心地よい波音に癒されながら日々を過ごすことができ、共有部分には、広々とした展望デッキやシーガーデン、 ラウンジ、多目的ルームなどを備えている。
また、地域の方をはじめ一般の方も利用できる地産地消にこだわったレストラン、ブックカフェ、スパ、 フィットネスルームなどを運営しているという。
さらに、地域社会に開放し、誰でも気軽に利用できる施設として、イベントやサービスを実施し多世代交流を活発化し、社会活動参加をはじめ身体だけでなく心から健康な状態に近づける環境となっている。
- 開設背景:社会課題「平均寿命と健康寿命の10年の差」を無くすことを目指す
テラスからの眺望一例
少子高齢化が進む日本では、「健康寿命」の延伸が喫緊の課題となっているという。
いわゆる「平均寿命」と健康状態で生活することが期待される平均期間を表す「健康寿命」との差は、2019年厚生労働省調査で男性9年、女性11年とされている。
今後、平均寿命の延伸にともない、「平均寿命」と「健康寿命」の差が拡大すれば、 この間、本人・国庫ともに医療・介護の費用負担が増すことになり、QOL(生活の質)の低下にもつながる恐れがあるとしている。
このような背景から、未来社会を見据え、日常生活において心身ともにより健康に近づける、介護保険に頼らないサービスの開発をする必要性を捉え、「マゼラン湘南佐島」を拠点とした健康増進に役立つサービスの開発を目指していくとのこと。
レストランでの食事イメージ
【1】「健康管理サポート」の提供
年に一度の健康診断では対応できない日常生活に潜む改善点を定期的に意識、改善することで「健康増進」を実現していく。
- Apple Watch(*1)装着などによるライフログデータの集積と分析
- 毎月、ライフログデータをもとに医師による健康相談を個別に実施
- 健康相談のアドバイスに沿って施設から入居者へ一人ひとりのニーズに寄り添うサービスを提案
Apple Watch 表示イメージ
iPhoneアドバスおよび施設案内イメージ
入居する顧客がApple Watchを装着し、日々の心電図や心拍、血中 酸素ウェルネス、運動量などのヘルスケアデータや、ライフログ(生活の記録)データを自社開発のデータ管理システムに集積する。
また、そのデータを基に月に一度、医師の木村雄弘氏が監修し、日常生活のなかで健康改善できるよう、「食事」「運動」「社会参加活動」の3つの要素について個人にあわせたアドバイスが行われる。
そして、「マゼラン湘南佐島」が入居する顧客に対し、それぞれのアドバイスに応じたサービスを提案する
(*1)Apple Watch は、Apple Inc.の商標
入居者用食事メニュー(イメージ)
【2】地域コミュニティの拠点」として入居者のやりがい・生きがいを創出
一般の方も参加可能なヨガプログラム(イメージ)
健康を増進するには、「食事」「運動」「社会参加」の3つの要素が不可欠となる。
なかでも「社会参加」は、他の「食事」「運動」に比べて個人での取り組みが難しい要素。
そのサポートの一つとして「マゼラン湘南佐島」では、これまでに神奈川県「未病産業研究会」と共催の未病イベント、ヨガやノルディックウォーキングを組み合わせた宿泊イベント、美容・健康フェアなどを開催してきた。
今後も「地域コミュニティの拠点」として、これまでの活動をより発展させ、館内サービスにとどまらず、入居する顧客と地域の方々の交流の場となるようなサービスやイベント、アクティビティプログラムを提供するとしている。
一例として、佐島の海や山などの自然を満喫できるコンテンツとして相模湾船釣り、SAP、大楠山ハイキング、江の島周遊クルージングなどのアクティビティを実施。
そして入居する顧客自らが得意とすることを活かせる機会づくりなど、施設内外で活動的に取り組める仕組みを構築し提供するとしている。
- モニター入居期間でみられた健康意識の向上と改善、重要ポイント
館内フィットネスでのトレーニング(イメージ)
「マゼラン湘南佐島」では、2021年10月から2022年9月までモニター入居を実施し、1年間で、以下のように顧客自身の健康に対する意識や行動が向上したとしている。
・運動や食事に対する健康リテラシーが高まった
・副産物として知的好奇心が芽生え、ITリテラシーも高まった
・施設スタッフなどがサポートすることで、安心して健康を楽しむことができた
モニター入居も本入居同様に介護を必要としない自立の方々だが、健康管理の面では、施設からの具体的なサービスの提案およびスタッフの声がけが大変重要であることがわかったという。
一例として、医師によるアドバイスと施設フィットネスとの連動、スタッフによる日常的な声がけにより、血圧の改善や理想体重への減少を実現。
また、一人では継続が難しいが他の入居する仲間と一緒に取り組むことでのモチベーション維持など、心身ともに充実した生活を送られる様子をみることができたとしている。
12月からの本入居でも、これらの取り組みの効果検証を継続しサービスを充実させていくとしている。
テラスからの眺望(一例)
開放的な海を眺めながらの食事(イメージ)
■施設概要
名称:マゼラン湘南佐島
所在地:神奈川県横須賀市佐島 1-14-1
サービス:健康型有料老人ホーム
入居条件:60 歳以上、自立
居室数:50室(3~5 階/個室/全室海側)
ホームページ:https://mazeran-web.com/sajima/
「マゼラン湘南佐島」外観
テラスからは相模湾と富士山を一望(夕景)
居室からの眺望一例
居室(一例)
一般利用可能なブックカフェ
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