ハルメク、デジタルとネットの活用についてのアンケート」実施
2022.11.24
女性誌「ハルメク」をグループで発行する株式会社ハルメクホールディングス(本社:東京都新宿区 代表取締役社長:宮澤 孝夫)ハルメク 生きかた上手研究所は、55~74歳の女性544名を対象に「デジタルとネットの活用についてのアンケート」を郵送の紙アンケートにて実施したことを発表した。
【 調査サマリ 】
■シニア女性のスマホ利用率は、昨年より2.1ポイントアップの94.3%。
⇒全体544人の94.3%(513人)がスマホを利用。スマホ“のみ”利用者は全体の46.9%(255人)、“スマホ+パソコン(+α)”利用者は40.1%(218人)であり、パソコンとの併用派も多い。
■スマホでの利用率が増えたのは、スマホ決済、動画を見る、ネットショッピング、割引クーポン、インスタグラム。
⇒もっとも伸長したのはスマホ決済で、2019年の6.7%から2022年は31.2%と3年で24.5ポイント増加した。
⇒動画を見る人の割合も、2019年は26.5%、2022年は47.6%と21.1ポイント増加。なお、2022年から有料サービス/無料サービスで設問を分け調査を実施し、有料サービスを見ている人の割合は9.4%となった。
■スマホ利用者の、スマホ習熟意欲はコロナ禍を経て高まっている。
⇒スマホ習熟意欲がある人の割合は、2019年は46.3%だったが、2022年は54.2%にまで高まった。
⇒意欲がない人の割合はおよそ2割。この割合は増えておらず、意欲が中間レベルの人が、経年で徐々に意欲が高まっている。
■新しいデバイス、特にスマートウォッチへの興味が高まっており、全体の5.0%が利用している。
⇒一昨年は1.7%、昨年は4.4%、今年は5.0%と徐々に利用率が高くなってきている。
■利用デバイス問わず、インスタグラムの利用者が急増。シニアと映像との相性の良さも。
⇒インスタグラム利用率は、2017年がわずか3.0%であったのに対し、2022年は17.5%と大きく伸びている。
⇒前述の通り、スマホで動画を見る人の割合も増えており、映像とインスタグラムの相性の良さもある。
【調査背景】
コロナ禍で急速に進んだデジタルシフトが定着しつつある。昨年はデジタル庁も設置され、行政のDX化も加速。また、スマートウォッチなどの新しいデバイスへの挑戦もみられるという。
ハルメク 生きかた上手研究所は、シニアのインサイトについて調査・分析を行っている。今回は、2011年から毎年行っている「デジタルデバイスに関する調査」のデータにもとづき、シニアのデジタル意識と変化をひも解くとしている。
※調査結果のパーセンテージは、小数点以下第2位を四捨五入しているため、総数と内訳の合計が一致しないことがある。
※調査主体の株式会社ハルメクホールディングス「ハルメク 生きかた上手研究所」所長への取材、コメント提供も可能。
【調査概要】
調査方法:郵送での質問紙配布アンケート
調査対象:55~74歳の全国ハルメク読者の女性
有効回答数:2022年は544名 ※ 2011年から毎年実施、回答者数はそれぞれ異なる
調査実施日:2022年7月12日(火)~9月2日(金)
調査主体 :株式会社ハルメクホールディングス ハルメク 生きかた上手研究所
※QRコードは(株)デンソーウェーブの登録商標
2022年のシニア女性のスマホの利用率は、昨年より2.1ポイントアップの94.3%。
スマホのみの利用率は46.9%で、パソコン+スマホ(+α)複数の利用率は40.1%。
スマートウォッチの利用率は、2年前の1.7%から5.0%へ伸長。
・ スマホ利用率は伸びており2022年は94.3%。パソコン利用率は40%程度で横ばいに推移。利用パターンは、スマホのみの人が最も多く46.9%。スマホ+パソコンの併用者も少しずつ増えており、2022年は40.1%。逆に、タブレットの利用については退潮傾向が見えて来ている。
・ 新しいデバイス「スマートウォッチ」の利用率は直近2年で1.7%から5.0%に伸びている。
コロナ前の2019年と比べ、スマホでシニア女性の利用率が著しくアップしたのは、スマホ決済、動画を見る、ネットショッピング、割引クーポン、インスタグラム。
・ 最もアップしたのは「スマホ決済」。続いて「動画を見る」、「ネットショッピング」と続いており、シニアのスマホ活用の広がりが垣間見える。
シニア女性の“スマホ使いこなし欲求”はコロナ禍を経て高まっている。
・ スマホ習熟意欲がある人の割合は、2019年は46.3%だったが、2022年は54.2%にまで高まった。
・ 一方、意欲がない人の割合は大きな変化はなく2割程度での推移が続いている。中間レベルの意欲の人が、徐々に高い意欲になっている。
シニア女性のSNSの利用率も増加。特にインスタグラム利用率が急増しており、ツイッターの利用率も徐々に増加中。
・デバイス問わず、いずれかのSNSを利用している人は2022年で23.7%となり、シニア女性の約4人に1人がSNSを活用していることが明らかに。
・特に、インスタグラムの利用率が急増している。ツイッター利用率も増えている。
ハルメク 生きかた上手研究所 所長 梅津 順江氏(うめづ ゆきえ)
2016年3月から現職。主に年間約900人のシニアを対象にインタビューや取材、ワークショップを実施
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