シニアと呼ばないで「令和の60代」のニーズに応えた本が続々ヒット
2022.09.09
株式会社宝島社(代表取締役社長:蓮見清一氏)が発行するムック本「60歳すぎたらやめて幸せになれる100のこと」「60歳からはじめて人生が楽しくなる100のこと」、60代向けファッション誌「素敵なあの人」、書籍「89歳、ひとり暮らし。お金がなくても幸せな日々の作りかた」など、60代以上をターゲットとした商品が人気となっている。
- 「60歳すぎたらやめて幸せになれる100のこと」 54万部突破
60代から余分なものを手放し、軽やかに生きる方法を100項目紹介する一冊。54万部を突破し、 2022年上半期で最も売れたムック本(※)。
☑夫の親への連絡は夫にバトンタッチ
☑子どもに財産を残さない
☑お歳暮やお中元にこだわらない
☑運転免許証は早めに自主返納
家事負担を軽くする優秀アイテムも紹介
・万能ポット
煮る、茹でる、沸かす、炊く、炒める、揚げる、和えるの7通りで使用可能。たくさんの鍋はもういらない。
・ドラム式洗濯機
洗濯もの干しからの解放。 除菌とウイルス抑制など衛生面も良し。
- 「60歳からはじめて人生が楽しくなる100のこと」発売3カ月で19万部突破
60代からはじめて人生が豊かになる方法、ポジティブになれる方法を100項目にわたり紹介するムック本。
発売3か月で19万部を突破した。
☑「終活」より「婚活」
☑2拠点生活を謳歌
☑最後の罪滅ぼし、 パートナーを大切にしてみる
☑バリアフリー化より 足元の荷物の片づけ
お役立ちコラムも盛りだくさん
・女優、歌手の宮本信子さんインタビュー
・87歳ユーチューバー多良美智子さんインタビュー
・人生の後半戦をうまく生きるための年齢スケジュール
・クスッと笑える シルバー川柳
・これからはじめる大人のデジタルライフ
- この2冊が売れている理由!
【人生100年時代 未来ビジョン研究所 所長 阪本節郎氏】
今までの60代とこれからの60代は大きく異なる
人生100年時代といわれる今、従来の「60歳からは人生の下り坂・老後を静かに過ごす」と考える人が少なくなってきている。学校・子育て・仕事などから卒業して本来の「自由」を手に入れた60歳という節目を、「新たな出発点」だと考える人が圧倒的に増加傾向にあるという。
しかし、まだ新しいニーズに対応した情報は少ないのが現状。「60代は静かに余生を過ごしたいもの」という古い価値観が世の中に溢れ、実際に求められている情報とはギャップが生まれている。 そんな中この2冊は、「自由になった60歳からは、嫌なことは削ぎ落として幸せになろう」という提案と、「新たな人生を楽しくするため何かを始めよう」という、2つのポジティブな提案をしている。このように、これからの人生を楽しむために行動したいと考える「今の60代」のニーズに応えた情報が、多くの人にとって、生き方のヒントとなり、人気になったと考えられる。
~老人(シニア)と呼ばないで!令和の60代以上はパワフル!60代以上向けの本が好調~
- 『素敵なあの人』コロナ禍でも…前年比売上1.5倍
2019年9月に月刊創刊した日本初となる60代女性向けファッション誌。創刊号から3号連続で完売し、これまで消費のメインターゲットではないと捉えられていた60代のファッション、ライフスタイルの需要を可視化した。
・貯金は死ぬまでに使い切りたい人が72%(※2)
・85%がスマートフォンを所持
・健康よりおしゃれがしたい
・昔より「今」の方がおしゃれを楽しめている人が72% (※2)
▼今の60代って…?
婦人誌しかなかった時代に『anan』『non-no』といった女性ファッション誌が創刊。雑誌の誕生とともに、ニュートラ やハマトラなど、ファッションの流行も生み出した。さらには、ビートルズの来日やジーンズやミニスカートの流行など、若者文化が発展した時代の先頭に立ち、牽引してきた世代。また、お見合い結婚から恋愛結婚が主流となった世代でもあり、女性がより主体性をもち、自ら選択をしていく人生を歩むようになった。若い頃から、 あらゆる文化に触れ、自由に好きなファッションを選び、楽しんできた世代が今60代を迎えている。
- 「89歳、ひとり暮らし。 お金がなくても幸せな日々の作りかた」
89歳の著者・大崎博子さんの、老後が楽しみになる暮らしかた、生きかたのコツが詰まった一冊。朝日新聞、読売新聞、東京新聞、日経WOMANなど取材多数。著者の Twitterフォロワー数は18万人超。
・70歳からラベンダー色の髪に
・78歳でTwitterを始め、投稿が日課
・毎日晩酌。お酒は薬。 ・ネットフリックスで韓国ドラマ鑑賞が趣味
・アイラインとアイブロウは欠かさない
80代のロールモデルとして著者・大崎さんの暮らしが参考になる、励まされるという声が続出。人生100年時代の今、リタイア後の不安感が強い40、50代にとって、前向きになれる、この先の生きかたのヒントになると支持を集めた。
※1 ⽇販オープンネットワーク「WIN」調べ
※2 『素敵なあの人』読者アンケート
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